こんなに長くインドに住んでいるのに、こう言うのはちょっと気が引けるのだけど、私はボリウッド映画を見たことがない。
だから、アミダブ バッチャンとかSRK(シャー ルック カーン)とか、サルマンカーン、アミールカーンくらいが顔と名前が一致する程度です。
ボリウッドの人って、みんな凄い美男美女で、全然興味が沸かなかったのです。
映画を、テレビでも見たことがないのは、ボリウッド映画って、長いから。
だからSSR(スシャント シン ラージプート)のことも知らなかったのですが、
このチャンネル、ゴシップといっても、SSR事件に関しては9割くらいはニュース番組で伝えていることと一致しているので、他のことも7-8割は本当なんだろうと思ってみています。
判りやすい英語を字幕付きで配信されているので、英語の苦手な方にも判りやすいと思います。
で、そのSmoky Eveningの(今まで見たことがなかった)ボリウッドのゴシップも観て思ったのは、
ボリウッドってイギリスの王室みたい。。
小さな世界で引っ付いたり離れたり再生産したりして、ムンバイの警察や政府にも通じているので治外法権的なクラスに属しているみたい。
以前、酔っ払い運転で路上生活者をひき殺した俳優は今も何事もなかったかのようにスーパースターですしね。
だから今回のSSR事件でボリウッドの闇が暴かれていくのを見るのは映画のクライマックスを観ているようです。
SSRの数年前から6年間ガールフレンドで、同棲もしていたという女優のカンガナさん。
彼女はSSRの死後直ぐに自殺ではない!と主張した、SSRの、ボリウッドでの数少ない友人ですが、
また、ムンバイ警察のSSR事件についての杜撰な捜査にムンバイはPKO(Pakistan Occupied Kashimir)、のようで安全ではない。と発言したことでマハラシュトラ政府が
カンガナさんに対して、だったらムンバイに来るな!と言い、カンガナさんのムンバイのオフィスを違法建築だということで、通告から24時間でブルドーザーで壊すという暴挙に出たのです。
ムンバイには2-3万件の違法建築物件があり、現在はコロナで破壊工事は行わないと決められていたということですから、
ジャイアンの嫌がらせ以外の何物でもないですね。
カンガナさんはマナリの家からムンバイに向かう途中でした。ムンバイに着いた時には2割くらい壊されていました。
素敵なオフィスだったのに。。。
また、昨日はインド海軍のベテラン(62歳)がTwitterで、ある風刺画をリツイートしたことで、ムンバイ政府、シブセナの逆鱗に触れ、彼らの送った6人のチンピラに殴る蹴るの仕打ちを受けたと、ムンバイ警察に被害届を出したのですが、チンピラはすぐに保釈されたというニュースがありました。
ベテランの方はリツイートしただけで、こんなことになり、言論の自由の侵害だ!ファシズムだ!とマスコミも、インドの他の政治家も弁護士もムンバイ政府の暴挙を非難しています。
それから、Republic TVのレポーターがムンバイ警察に逮捕、拘留されています。
もう5日にもなります。保釈もされません。
レポーターとカメラマン、ドライバーも一緒に捕まったそうです。
彼らはSSR事件とリンクしているディーシャの飛び降り事件を調べるためにシブセナのファームハウスに行き、警備員に話を聞こうとしたら逮捕されたそうです。
シヴ・セーナー (Shiv Sena)
インドの政党
内容
説明
シヴ・セーナー は、インドのマハーラーシュトラ州を中心として、主にインド西部に支持基盤を持つ強硬右派政党。芸能界にも影響力が強く、現在のムンバイの市政を握っており、南インドから移住してくる住民を攻撃したりしている。
ウィキペディア
そして挙句の果てに、
Republic TV Bharat(ヒンディ語)の放送をマハラシュトラ州で中止するようにケーブルオペレーターに通告したとか。
(さすがにこれは実行されなかったようです)
もう無茶苦茶、何でもアリの世界になっていますね。ちょっと中共みたいではないですか?
ムンバイのあるマハラシュトラ州はインドで最も感染者の多い州ですが、ここでも
のように、
中共との関係の深い国が被害が深刻だという法則に沿って考えていいように思います。
ムンバイはインド一の商業都市だし、良く知らないけれどボリウッドの人ってパキスタン人も多いそうです。
パキスタンと言えば、中共とお友達ですよね。
Republic TV では#Free Anuraj(ジャーナリストの名前) キャンペーンをしていますし、また、ムンバイ政府の辞職を求めています。
SSR事件がとても大きなことに繋がっていることの証拠のようです。。。